リンパ痛みについて
リンパで首や耳、その他が痛くなる原因や症状について解説
スポンサーリンク

トップページ > リンパ痛み耳

リンパ痛み耳

続く リンパ痛みの中でも、耳は特に症状が出やすい所です。少し感じる程度のものから一定間隔をおいてくるものや時間に関係なく連続してくるもの等、耳の痛みの場所も割と前方や入口部分、後ろや奥の方でそのさらに深い部分であったりバラバラです。痛みの種類もピリピリしたりズキーンと痛みが走ったり、更には頭痛も併発する場合もあります。

子供の頃、風邪をひく度に何かしらの耳の痛みに悩まされた人も多いのではないでしょうか?
また飛行機に乗った時に離陸、着陸に頭付近に痛みを感じたり同様に新幹線に乗っている時に耳の違和感を感じた事も多いかと思います。

何かおかしいなという違和感がでたり、それらしい症状がある時に疑われるのは、外耳炎や中耳炎、内耳炎などです。

特に子供は、風邪をひいた際に他の病気と併発する事も多く、そこから細菌が入ってゆっくり又は突然急に痛みを感じるケースが多く見られます。スピードによって病気の重さが変わるということはあまりありませんが、早め早めに処置をするというのが理想です。

耳の炎症以外では、一般成人の場合まれに聴神経に腫瘍ができた場合、稀に耳の中に違和感を感じることが多いです。
自覚症状としては放置していると徐々に周りの音が聞こえにくくなりなくなり病院で検査するとCTやMRIで発見されるケースがあります。

スポンサーリンク

特に気をつけること

治療 耳かきをしている時に本人はきずかずに処理の際に付いた僅かな傷から細菌が入り、リンパが痛む事もあります。
これらのケースでは、同時に耳そのものに激しい痛みを感じたり、発熱したりするケースが多いため、症状に気付かず悪化してしまう事はあまりないかもしれません。

非常にデリケートな器官

治療 特に注意しなくてはならないのが、耳は非常にデリケートな器官であるため、症状があまりに悪化したり、長く続いたりすると聴力に影響が出てしまう可能性がある事です。

内耳炎などの治療では鼓膜を切開して膿を出すケースもあり、これを繰り返しているとものを判断するという三半規管にも不調が及びかねません。鼓膜を切開するということはなかなか聞いたことがありませんが、お医者さんの治療方法ではよくあることで、性別や年齢に関係なく行われています。

耳のリンパ痛みを感じたら、まずは早めに耳鼻咽喉科を受診し、医師の診断を仰ぎましょう。

耳以外にも顎や歯、喉に炎症が起こる事で、リンパ腺が腫れる事もあります。
多くの場合は、これらの症状が治まると痛み自体も治癒してくるものです。


スポンサーリンク

構造

中耳 人間の耳は左右に2つあるのは皆さんよくご存じですがどのようにできているかまではあまり知らないはずです。最も勘違いしやすいのは鼓膜が一番奥にあり、そこが行き止まりと思っている方も多いでしょうが最後は耳管という部分です。

耳は体の中でも特に鈍感な部分と言われており昔は血をとるときは指先ではなくここから取っておりました。しかしながら暑さにはとても強いのですが、寒さにものすごく弱く冬場は何かで隠している人も多く見受けられます。

一般的に耳は3つに区分されており第1区分が外耳、第2区分が中耳で第3区分が内耳という呼び方で分けられています。外耳には耳介、外耳道、測頭骨があり人間に聞こえる音がここに集合(集音)することになります。中耳には耳小骨、内頚動静脈、鼓膜があり外耳道を通過してきた音を鼓膜に運ぶ(増幅)空間です。

内耳には前庭(平衝を感じる)、蝸牛、耳管がありリンパ液に刺激を与えて揺らし信号のように合図を送り情報を確認(最終変換)するものです。
前庭は平衝を感じることができ、蝸牛は音を特に受け止めることができます。

音を感じ取り最終的に脳で判断するまでの過程を聴覚といいます。犬や猫のような小動物では約4万HZ(ヘルツ)を聞き分けることができ、人間では10から2万HZ(ヘルツ)を聞くことができ動物の半分程度しか聞こえていないということになります。

よく犬と一緒にいると人間では聞こえていない僅かな音を犬が拾うことがあり、ピクッと耳を動かすことがありますがこれはしっかり聞こえてるのです。

外耳

外耳は鼓膜の手前までの通り道で鼓膜までの案内経路になります。外部から真ん中あたりまでを目視することができ耳毛(毳毛)があり、その下に皮脂腺と耳垢線があります。加齢を重ねるごとに軟骨がかたくなり70歳くらいではコリコリした軟骨のような肌触りに耳毛やその周囲の毛も成長スピードが極めて速くなります。 リンパが痛み出すという症状と耳毛の成長は関係がないと考えられます。

中耳

この部分位は鼓膜がありますが全体の中心部分にあるので気をつけて下さい。そして中耳炎という有名な病気がありますがそれもこの部分で発生します。

鼓膜とリンパの直接的な関係とかつながりはありません、この部分はあくまでも音を感じ取る個所であり血液のようなものや髄液はありません。人間は生まれた時が一番敏感に鼓膜が振動して聞こえやすく年を重ねるごとに聞こえずらくなるものですが、性別に関係なく70歳くらいまではとてもよく聞こえているようです。

鼓膜は3層でできており鼓膜それぞれが異なり上部にはアブミ骨(卵円窓とも呼ぶ)、キヌタ骨、ツチ骨があります。話し声や物の音を聞き分ける機能を有しており、そして平衡感覚を維持する装置とも言われております。鼓膜付近の細胞が炎症を伴うと急性化膿性中耳炎で急に痛みがでることがあります。

鼓膜が破れ破裂するということは滅多にありませんがある程度の限度を超えると破れることがあります。

  1. 外的衝撃を受けた場合で殴られて耳にあたる衝撃の大きさによるもの
  2. 自転車、オートバイ、車の事故で衝撃によるもの
  3. 水をダイレクトに受け耳の中に一気に入りこんだ場合
  4. 15メートル以上の海に潜る時に耳抜きをしない場合
  5. 飛行機に搭乗中、一気に上昇した場合や下降した場合

内耳

主に外から発生した音を最終的に変換する役目を担っています。基底部のニューヘロンにリンパ液が振動をおこすことで達成させることができ低温と高温を聞き分けることができる機能を有しています。

蝸牛は一番外側に蝸牛頂があり、前庭階、ライスネル膜、ラセン神経節、コルチ器等でできており全体で約3センチくらいの大きさをしており、オルゴールのピンが並んでいるような配列をしておりその中にリンパ液が3個所に分けられそれぞれが満杯状態で入っており渦巻管とも呼ばれて蝸牛の2つが影響しています。

コルチ器とは人参のような形状をしたもので外耳から侵入してきた音を1万8千本ある有毛細胞で聞き分けて電気信号にしていきます。

役割

耳の役割は音の高低を聞き分け信号にして理解するという方式です。人体の位置的には頭の側頭骨の斜め下あたりに位置しており目が左右でものをみて判断するように耳も2つを使い情報を吸収します。

左右で一つの情報を聞きそれが一つの情報となり情報の判断となる。音は側面で聞き取るよりも体を正面にして受け止めるほうがはっきりとそして良く聞こえ数倍も聞き取り効果が良くなる。

急性中耳炎

リンパが痛み気になる場合は急性中耳炎も疑わなければいけません。この病気の症状としては側頭骨にばい菌が入り感染するもので、生活音が聞き取りにくくなりキーンという耳鳴りが続き左右のどちらかの耳の後ろだけが凄く痛み続けて微熱及び高熱を繰り返し、長引くと鼓膜が破れ膿が溜まります。
この症状は子供が多く発症しますがまれに大人にも見受けられます。

慢性中耳炎

リンパの痛みと同様に痛み続けるのがこの病気の特徴です。急性中耳炎を繰り返す患者さんに多く見られ何度も細菌感染になり鼓膜が破れるのを繰り返します。

普段から痛みがないために気付きにくいですが放っておくと骨が死滅してしまいます。そして破れた鼓膜は再生手術をすれば元通りになりますがその後も抗生剤や薬を飲み続けなければいけません。

耳なり

耳鳴りはリンパ節が腫れて痛みを伴うことともかなり関係しています。この病気は今でもはっきりした原因がわかっておりませんが予防や治療する方法はあります。耳鼻科か脳神経外科で診断を受けるとよいでしょう。

日常生活でおきる突然の耳鳴りは一度なると毎日繰り返すことが多いですが気圧の変化でもおきることがあり、高低差はあまり関係ないようで低地でしか生活していない場合もキーンという音は発生します。
普段から音楽を聴くときや車のドアの開け閉めをする際は小さな音でということを心がけましょう。
治療する場合は抗うつ剤や麻酔剤を使用し、ゲンタシン注射やストレプトマイシン注射はよくないので必ず拒否しましょう。

抗がん剤によるもの

耳が聞こえない症状になるということの理由にがんによる抗がん剤の服用が原因と考えられていることがあります。白金製剤、ビンクリスチン、リツキシマブには難聴になりやすい成分が入っているので気をつけて下さい。

この症状を治すためには副腎皮質ステロイドホルモンを使用する方法がありますがそれでも聞こえない場合は市販の補聴器を使用したほうがよいかもしれません。